CadQueryによる3Dモデリング ―Pythonでモデル記述 & KiCadと連携―
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本書はPython製のCADライブラリ「CadQuery」を用い、プログラミングで3Dモデルを作成する方法を説明します。 内容:フルカラー 98p 電子書籍のみの展開です(現在のところ) 重たい3D CADソフトは一切不要! テキストエディタさえあればサクッと3Dモデリング! ・CadQuery 2.4に対応 ・基本の使い方から応用まで ・KiCad向けファイル出力
CadQueryの解説書!
3Dモデリングは3DプリンタやKiCadの3Dビューなどで必要となる図形を作る行為です。多くはグラフィカルに操作するタイプの3D CADを使って作ると思います。 本書のメインテーマCadQueryはOpen CASCADEテクノロジーという3D CADライブラリをベースにしたPythonライブラリであり、Pythonプログラミングで3Dモデルを作ります。Open CASCADEテクノロジーはFreeCADにも採用されており、強力な3D CAD能力を持っています。 CadQueryは色々なデータ形式に対応します。STL形式で書き出せば3Dプリンタで印刷できますし、STEP形式で書き出せばKiCadの部品モデルとして使うこともできます。本書を活用してCadQueryを使いこなし、一段上の3Dモデリング生活を送ってくだされば幸いです。
豊富な図解!
サンプルプログラムが生成する3Dモデルの写真を多く掲載しました。「こんなコードを書くとこんな3Dモデルになるのか」と、カタログ的に使っていただくことができます。 電子書籍のため印刷代がかからずページ数を気にしなくて良いメリットを生かし、多くのサンプルプログラムに惜しげもなく画像を付与しました。
CadQuery使用時のお供に!
多くの章タイトルにメソッド名を含めました。使い方が分からないメソッドに出会ったら、名前で目次を探してみてください。 また、目次を眺めるだけで、CadQueryにどんな造形機能があるかを俯瞰できます。まずはCadQueryでできることをざっと把握したい、という方にもご利用いただきやすくなっています。
KiCad用モデル作成に!
筆者がCadQueryを使い始めたのはKiCad用の電子部品モデルを作りたいと思ったのがきっかけです。ですので、本書では作成した3DモデルをKiCadで使う手順をしっかり説明しています。筆者はこの方法で実際にいくつかの電子部品モデルを自作し、実用しています。
読者の声
3Dモデルを製作したいと考えていたときにテキストによって3Dモデルを記述可能だと聞いて興味を持ち読んでみました.テキストで記述するお陰で作業内容が具体的に残る点が特徴だと感じました.後半では製作した3DモデルをKiCadで使う方法が詳細に解説されており,電子工作好きにもとてもおすすめです.